梅雨の時期は要注意!食中毒予防

栄養

こんにちは!弘前市大清水にあるパーソナルジムLeeFの管理栄養士トレーナー神です!

6月下旬となり、梅雨の季節がやってきました。☔️
梅雨から夏にかけてのジメジメとした日が続くこのシーズンは湿度や気温が上昇するため、食中毒の原因となる多くの細菌が好む環境になります。
今回は食中毒を予防し、安全に食事をするためのポイントについて紹介します。

代表的な食中毒の原因

腸管出血性大腸菌
牛や豚などの家畜や井戸水の中に存在する病原大腸菌の一つで、O157やO111などがよく知られている。肉を生で食べたり、加熱が不十分なまま食べたりすることによって発症しやすい。毒性の強いベロ毒素を出し、激しい腹痛と下痢を引き起こす。

カンピロバクター
牛や豚、鶏などの腸の中にいる細菌。この細菌が付着した肉を生で食べたり、加熱が不十分なまま食べたりすることによって発症しやすい。吐き気や腹痛、水のような下痢が主な症状で、初期症状では発熱や頭痛、筋肉痛、倦怠感などがみられる。

・サルモネラ属菌
鶏卵や鶏肉およびその加工品などが主な原因食品となる。激しい胃腸炎、吐き気、おう吐、腹痛、下痢などの症状が現れる。

・黄色ブドウ球菌
手指の化膿創が主な原因となる。汚染された食品の中で菌が増殖し、毒素がつくられると食中毒を引き起こす。酸性やアルカリ性の環境でも増殖し、さらにつくられた毒素は熱にも乾燥にも強いという性質がある。感染症状としては急激なおう吐や吐き気、下痢などが起こる。

ウエルシュ菌
カレーやシチュー、煮魚、麺のつけ汁、野菜煮付けなどの煮込み食品や加熱調理済み食品が原因となることが多い。酸素のないところで増殖し、芽胞を作るのが特徴。食後6~18時間で発症し、下痢と腹痛が主な症状として現れる。

食中毒予防3原則

①つけない
食材や調理を行う人を介して外から細菌を持ち込んだり、手指や調理器具などを介して他の食品を汚染しないための対策をしましょう。

[ポイント]
・調理の前後や生の肉、魚、卵を取り扱う前後、食材が変わる度などこまめに正しい手洗いをする。
・肉や魚の汁は他の食材に細菌などを付着させる可能性があるため注意する。
・魚や野菜、果物は調理前に水洗いをする。
・調理に使用する器具等は使用目的に応じて使い分ける。また器具等は使用後、細かいところまで十分に洗浄・消毒をする。
・盛り付けをするときやおにぎりを作るときは調理用手袋やラップを使用し、素手で触らない。

②増やさない
食品についた細菌は時間の経過とともに増殖します。調理後の料理は速やかに食べ、残りは早めに低温で保存することが重要です。

[ポイント]
・食品表示の保存方法を守り、食材を正しく保存する。かたまり肉や一尾の魚、煮込み料理などは小分けにして保存すると短時間で低温になりやすい。
・消費期限内に食べるようにする。
・作り置き料理を弁当のおかずにする際やご飯を入れる際は、加熱後しっかりと冷ましてから弁当箱の蓋をしめる。
・テイクアウト料理の常温放置に注意。

③やっつける
ほとんどの細菌は高温に弱いため、加熱が最も効果的な殺菌方法です。

[ポイント]
・食材の中心までしっかり火を通す。(中心部の温度75度で1分以上加熱)
・調理器具やスポンジは使用後定期的に熱湯や塩素系漂白剤で消毒を行い、清潔にする。
・食後の食器や調理器具はできるだけ早く洗う。また、シンク内や三角コーナー、布巾なども定期的に清掃しキッチン全体を清潔に保つ。

まとめ

以上、食中毒を予防し、安全に食事をするためのポイントについて紹介しました。
しばらく梅雨の時期が続きますが、楽しく食事をし、どんより気分を吹き飛ばしましょう☔️🤛

最後まで読んでいただきありがとうございました!🙇‍♂️

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