日常のダイエットQ&A オートミールはなぜダイエットに良いのか??
こんにちは!弘前市大清水にあるパーソナルジムLeeFの管理栄養士トレーナー神です!
近年、オートミールがダイエッターや健康を気にする人たちの間で、流行っている傾向がありますが、今回はなぜ、オートミールが身体に良いのかを栄養学的観点から見ていこうと思います。
そもそもオートミールとは?
オートミールとは、英語の「oat(燕麦)」と「meal(食事)」が合わさった言葉で、エンバク(オート麦)をひき割るなどして加工した食品です。
オートミールの原料となっているのがオーツ麦。小麦や麦、とうもろこしといった食品と同様穀物に分類されており、殻を取り除いて作られたものから、コーンフレーク感覚で牛乳をかけて食べられるものなどがあります。
手軽に食べられてかつ効率的に栄養を補給できることから、アメリカやイギリスなどでは朝食として食べられることが多いです。
オートミールの栄養①
オートミール(100g当たり) 380kcal たんぱく質13.7g 脂質5.7g 糖質68.7 食物繊維9.4g
オートミールは主食(いわゆる炭水化物)の仲間になりますので、他の主食と比較して考えていきましょう!
オートミールの栄養価で特筆すべきは、たんぱく質と食物繊維の多さになりますね!
白米(100g当たりのたんぱく質6.1g、食物繊維0.5g)と比較すると、かなり多いことがわかると思います!
ダイエット中に限らず、たんぱく質は不足しがちな栄養素ですので、朝だけでも主食を白米からオートミールに変えるだけで、たんぱく質を多く摂取することができます。
食物繊維については、より多くとることで、便通を良くしたり、単純に満腹感を得やすいため食べ過ぎを防ぐ効果があります。
オートミールの栄養②
微量栄養素(ビタミン、ミネラル)も多いことも大きなメリットです。
下記の画像はオートミールと白米の微量栄養素(ビタミン、ミネラル)を比べたグラフですが、オートミールの方がより多くの微量栄養素を含んでいることがわかると思います。

特に、鉄分は全身に酸素を運ぶ赤血球の材料となり、貧血を予防してくれます。特に、月経がある女性は鉄分は不足しがちな栄養素になります。そういう点でも、オートミールが好まれている理由かもしれません。
また、マグネシウムはカルシウムと協力して、丈夫な骨や歯を作る働きをします。カルシウムが豊富な牛乳と一緒に食べる事で、相乗効果が得られます。成長期のお子様や高齢者にもおすすめになります。
GI値
GI値という点でも、他の主食より優れています。
GI値とは、グリセミック・インデックス(Glycemic Index)の略で、食後血糖値の上昇度を示す指数のことです。 GI値が高い食材を食べると血糖値が急上昇し、反対に、GI値が低い食材を食べると血糖値は緩やかに上昇します。
一般論として、血糖値はできるだけゆるやくに上昇させた方が血糖を体内に取り込んむインスリンを過剰に分泌しなくなり、結果的に、体脂肪はつきにくくなります。
オートミールのGI値は55で白米(GI値88)と比較するとかなり低いです。ちなみに、食パンは95、パスタは65です。
オートミールのメリットまとめ
- 他の主食に比べてたんぱく質が豊富
- 食物繊維が豊富(便通を改善)
- 鉄分が多く、貧血予防になる
- マグネシウムも豊富で、丈夫な骨や歯を作る
- GI値が低いため、血糖値上昇が緩やか
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!